日本プレイの基礎知識 〜 基本的な戦略

EU4を日本でプレイする方に向けた基本的なアドバイスをご紹介します。
連載全3回の第3回となる今回のテーマは「基本的な戦略」です。
EU4のバージョンアップにより、ルールが若干変わっています。この記事は旧バージョンに合わせて書いたものです。
初心者に向けた序盤のヒント
目次
基礎知識
日本でプレイする際に重要なのは、今なにが起きているのかを正確に把握することです。
そこでまず、基本的な情報の確認方法をご紹介します。
ご存じの方は次の章まで読み飛ばして構いません。
外交関係の確認方法
ユニットを選択していない状態で、対象の国を右クリックすると外交ビューが開きます。
画面の左側にずらっと並んでいる国旗(家紋)がその国の外交関係を表しています。
各国旗にカーソルを合わせると詳しい内容を確認することができます。
上の画面からは次のようなことが読み取れます。
2 この国がライバルに指定している国
3 この国と同盟を結んでいる国
4 この国が従属している国(=将軍)
5 この国と婚姻を結んでいる国
戦争中の国や関係改善中の国がある場合もここに表示されます。
戦争状態の確認方法
戦争状態を含めて現在世界でなにが起きているかを知るためには「台帳」を使用します。
台帳を呼び出すには画面右下の地図の下にあるボタンを押します(下図の矢印)
さらに「関係」ボタンを押し、続いて「継続中の戦争」ボタンを押します。
すると、現在世界中で起きている戦争を一覧で見ることができます。
日本プレイでは大名同士が絶えず戦争を繰り返します。
正確な状況を把握するために、台帳は定期的に確認することをお勧めします。
大名でプレイする場合の戦略
大名でプレイする場合の基本戦略をご紹介します。
常に強力な同盟国を確保する
戦国時代を生き抜くには外交が不可欠です。
常に頼りになる同盟国を複数持つことを心がけてください。
ただし、次の点にご注意ください。
近い将来に攻め滅ぼす予定の大名とは、同盟や婚姻を結ばない方が得策です
自国の領土が同盟国の勢力範囲に近づくと、同盟が破棄されやすくなります
プレイ開始直後は慌てて時間を進めず、じっくり周辺国の外交関係を確認してから同盟を結ぶ国を決めて、時間を進める前に外交官を送っておくことをお勧めします。
開戦事由「戦国」を利用する
大名は隣接する大名に対して常に「戦国」という開戦事由を持っています。
さらに戦国を開戦事由とした場合は、請求権の捏造で得られる開戦事由よりも侵略的拡大が小さくなります(侵略的拡大についてはこの後で説明します)
特に理由がない場合は、宣戦布告する時の開戦事由は戦国にするのが良いでしょう。
ただし、戦争目標は相手国の首都占領になりますので、その達成が無理な時は避けてください。
なお、請求権を捏造することが無意味になるわけではありません。
請求権を持っている州は割譲させるのに必要な戦勝点が少なくなります。
包囲網(侵略的拡大)に注意
急速に領土拡大を進めると周辺諸国に「侵略的拡大」という数値が貯まっていき、限界を超えると周辺諸国が「包囲網」を結成して一斉に宣戦布告してきます。
まさに織田信長が陥ったような状況になります(このルールは日本独自のものではなく、どの国でプレイしても適用されます)
包囲網は非常に強力なので可能な限り避けましょう。侵略的拡大の数値は時間経過で低下します。
包囲網が結成される危険性があるかどうかは、和平条約画面の右下に旗のアイコンが表示されるかどうかでわかります(アイコンにカーソルを合わせると包囲網に参加する国もわかります)
将軍への道
大名の基本的な目標は将軍または独立大名になることです。
大名のままでは外国と外交することができず、最悪の場合、将軍に外交併合されてしまいます。
大名が将軍になる方法は前回の記事で詳しく解説しましたので、そちらをご覧ください。
将軍でプレイする場合の戦略
将軍でプレイする場合の基本戦略をご紹介します。
大名の外交併合
将軍は大名を通常の属国と同様に外交併合することができます。
外交併合するための条件は次の通りです。
外交評価が190以上ある
独立欲求が50%未満である
戦争中でない
外交併合を開始するには、外交ビューの「影響行動」にある「属国を併合」ボタンを押します。
外交併合には一定の時間と外交力が必要です。併合中は外交官1人を専従させる必要があります。
外交併合に成功すると対象国は自分の領土になり、他の大名との関係と外交評判が低下します。
天下統一への道
将軍の基本的な目標は天下統一です。
天下統一の前でも外国との外交は自由にできますので、最大限に活用しましょう。
天下統一とその効果については前回の記事で詳しく解説しましたので、そちらをご覧ください。
以上で日本プレイのアドバイスを終わります。
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日本プレイの基礎知識 〜 独自のルール 2018.08.22
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