おすすめDLC紹介 〜 Common Sense

海外の歴史ゲーム「Europa Universalis IV」(EU4)のおすすめDLCをご紹介します。
連載全4回の第2回となる今回のテーマは「Common Sense」(コモン・センス)です。
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概要
1776年1月よりトマス・ペインによって発行されたパンフレットのタイトル。
タイトル通り、人々の「常識」に訴える平易な英文でアメリカ合衆国独立の必要性を説き、独立への世論を強めさせた。
DLC「Common Sense」を導入すると追加されるルールで初心者に重要なのは次の2つです。
ナショナルフォーカス
州の開発
以下の機能を利用するためにDLC「Common Sense」は不要です。
州の開発は、統治力・外交力・軍事力を消費して、それぞれ州の税収・生産・人的資源の値を増加させるルールです。
下の画像は州を左クリックすると開くウインドウです。画像のA・B・Cのボタンを押すとそれぞれ税収・生産・人的資源の値を1ずつ増加させることができます。
DLC「Common Sense」を導入した状態の州ウインドウ
これが重要な理由を説明するためには「制度」というルールを先に説明する必要があります。
制度とは、ルネサンスや活版印刷など、当時の社会を大きく変えた発明をルール化したものです。世界に新しい制度が出現すると、その制度を受け入れて(=受容して)いない国は年を追うごとに技術開発にペナルティが加算されていきます。
制度を受容するためには、ある程度その制度が国内に広まっていることが前提となります。多くの制度はヨーロッパで発祥して少しずつ広まっていくので、ヨーロッパ以外の地域でプレイする時はそのままでは技術力に大きな遅れをとってしまいます。
この問題を解決する一番早い方法は、上に述べた開発で入手できるボーナスの利用です。
特定の州(開発コストが少ない平地&首都が望ましい)で集中的に開発をおこなうと、ある段階でその州に制度が誕生します。
わかりやすく言い換えると、ヨーロッパ以外でも独自のルネサンスを起こすことができるのです。
制度がどこまで広まっているかは、上の画像のDのボタンを押すと開く小さなウインドウで、Eの場所に現れる緑色のバーを見ることでわかります。
もちろん開発ルールは制度の受容以外にも使い道があります。最初の国土が狭く、なかなか周囲に拡大できない国でも、開発を行えば国を豊かにすることができます。
ナショナルフォーカス
ナショナルフォーカスとは、君主のスキルから得られる統治力・外交力・軍事力を特定の一分野に集中させる機能です。
ナショナルフォーカスを設定するには、宮廷ビューの右下に縦に3つ並んでいる数字の隣のボタン(下の画像の矢印)のどれかを押します。
DLC「Common Sense」を導入した状態の宮廷ビュー(1)
ここでは一番上の統治力のボタンを押してみます。
すると選択した分野は1ヶ月あたりに得られる点数が2増加し、他の分野は1ずつ減少します。
つまり合計値は変わりません。
DLC「Common Sense」を導入した状態の宮廷ビュー(2)
これがどのように便利かというと、例えば中核化したい州がたくさんあって統治力が欲しい時には統治力にナショナルフォーカスを設定し、軍事技術で遅れを取っている時には軍事力にナショナルフォーカスを設定するといったように、その時の必要に応じて臨機応変に力を得ることができるのです。
また、特定の分野が著しく劣っている君主のスキルを補ったり、逆に特定分野に特化させることもできます。
その他の追加要素
DLC「Common Sense」で追加されるルールは他に次のようなものがあります。
従属国の管理
プロテスタントと仏教の特別ルール
神権制と自由都市の特別ルール
政府ランクのアップグレード
中核州の返還
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